「退、好きだよ」
「、好きだよ」
「・・・・・」
「・・・・・」
「冗談だよ、バーカ」
(なんで、そー言っちゃうの?)
「コッチもだ」
(嘘だ、本当なんだ)
「・・・退は、何処行っちゃうの?」
(このまま、此処にいて)
「何処って・・・何処にも行かないよ」
(の傍にいたいよ)
「じゃなくて、大学」
「主語付けろよコノヤロー」
「うん、ゴメン。で、何処に行くつもり?」
「は?」
「あたいね、推薦決まりましたー☆」
「は、マジで!?」
(なんで言ってくれないんだ、バカヤロー)
「マジマジ。隣町の大学だよ。受験生君頑張ってねー☆」
「激しくウザイんですけど」
「大学で素敵な恋見つかるといいなー」
「・・・今は?」
「え?今なんて全然ー。だって、トキメキもなんも感じない」
(嘘、凄く感じてるよ、退に)
「そうなんだ」
(やっぱり、は)
「うん。退は?」
「俺?俺も別に・・・ない」
(ううん、俺はの事が好きだ)
「じゃ、お互い頑張ろうねー☆」
(何を。私は退の事が好きなのに)
「あぁ」
「・・・退」
「何?」
「好きだよ、退」
(嘘じゃないよ)
「・・・嘘吐くの上手くなったね、」
(泣きそうだ)
嘘じゃないのに、酷いよ。
本当、心臓にぐさりと来ちゃうよ。
I am not obedient.に提出する筈だった物(気が付いた時には閉幕)(最低だ)